60代からのスマホの簡単な使い方解説|やさしく学べば毎日がもっと便利に!

「スマホは難しそう…」「うまく使いこなせない」
そんなお悩みを持つ60代以上の方に向けて、やさしく・丁寧に・実用的にスマホの使い方を解説します。

スマートフォンは、正しく使えば生活をとても便利にしてくれる頼れるパートナーです。
この記事では、初めてスマホを使う方や、今さら聞けない基本操作に不安を感じている方に向けて、スマホの基本操作から便利な使い方、トラブル対処までをわかりやすくまとめました。

目次

スマホって何ができるの?まずは「できること」を知ろう

スマートフォン(スマホ)は、電話やメールだけでなく、暮らしのあらゆる場面で役立つ「小さなパソコン」のような存在です。
60代からの暮らしにこそ便利な、スマホで“できること”をジャンル別にご紹介します。

1. 電話・メッセージで家族や友人とすぐつながる

  • ふつうの電話と同じように通話が可能
  • LINEアプリを使えば、通話もメッセージもすべて無料(※Wi-Fi環境下で)
  • 家族や孫から送られてきた写真や動画もすぐ見られる

「おはよう!元気?」といったやりとりが、ボタンひとつで可能に。声を聞くだけで安心できる、そんなつながりが日常になります。

2. 情報をすぐに調べられる|天気・ニュース・地図もスマホで完結

  • 今日の天気・週間予報を一目でチェック
  • 地震速報や災害情報をいち早く確認
  • ニュースアプリで社会の動きをいつでも把握
  • 地図アプリで「現在地」や「目的地」もすぐわかる

【こんなときに】
「このあと雨が降るかな?」→ 天気アプリ
「病院の場所がわからない…」→ Googleマップ
「最近の物価、どうなってる?」→ Yahooニュース

3. 写真や動画で「思い出」をその場で記録できる

  • シャッターボタンを押すだけで高画質な写真が撮れる
  • 動画もワンタップでOK!運動会や風景もバッチリ保存
  • 撮った写真はその場で家族に送信、プリント注文も可能

【おすすめ活用例】

  • 孫の写真を撮ってアルバムアプリで整理
  • 四季の花を撮ってブログや日記に活用
  • 「昔の写真+今の写真」を並べて自分史づくりにも

4. 買い物・支払い・銀行まで家でできる

  • Amazonや楽天などの通販アプリで商品を購入
  • PayPayなどのQRコード決済もスマホで完結
  • 通帳アプリを使えば、残高確認も振込もスマホから

【安心POINT】
「買い物に行かなくても生活必需品が届く」
「レジで財布を出さずにピッとお支払い」
コロナ以降、非接触の便利さがさらに注目されています。

5. 脳トレや趣味アプリで毎日を楽しく健康に

  • 漢字パズル・計算ゲーム・間違い探しなどの無料アプリが豊富
  • ラジオ体操・ヨガ・ウォーキング記録アプリで健康管理
  • 読書アプリで昔の小説やエッセイも読める

【気軽にできる】
「1日10分」だけでも、脳や身体の健康維持につながります。
テレビを見る代わりに、少しだけスマホ時間を取り入れてみてはいかがでしょうか?

6. あなたの「表現」や「つながり」にも役立つ

  • ブログや日記アプリで日々の出来事を記録
  • SNS(FacebookやInstagram)で趣味仲間とつながる
  • 写真や作品を共有して共感を得ることもできる

【こんな活用例】
「旅の記録をブログにアップ」
「毎日のお弁当写真をInstagramに投稿」

同じ趣味の人と交流できて、楽しさも倍増!

スマホは、あなたの「暮らしの相棒」

60代からのスマホ活用は、決して“難しい挑戦”ではありません。
むしろ、毎日を少しずつ豊かにしてくれる“やさしい便利道具”なのです。

「何ができるのか」を知るだけで、使い方の幅がグッと広がります。
今の暮らしに無理なく取り入れて、自分のペースでスマホを楽しんでみましょう!

基本の「き」|スマホの簡単な使い方ステップ【60代からの入門編】

スマートフォンの操作は、覚えてしまえばとてもシンプルです。
ここでは、「まずこれだけ覚えればOK!」という基本操作を、順番にわかりやすくご説明します。

ステップ1:電源の入れ方・切り方を覚えよう

● 電源を入れる(スマホを起動する)

  • 側面にある「電源ボタン(またはスリープボタン)」を 長押し(2〜3秒) します。
  • 画面が明るくなり、ロゴマークやホーム画面が表示されたらOK。

●電源を切る(完全にオフにする)

  • 電源ボタンを再度 長押し → 画面に「電源を切る」が出たらタップ。

補足: ふだんは電源を切らずに「画面オフ=スリープ状態」にしておくだけで十分です。

ステップ2:画面の見方と用語を覚えよう

名前説明
ホーム画面スマホの“玄関口”のような画面。よく使うアプリが並んでいて、スマホを使い始めるときに最初に表示されます。
ステータスバー画面の一番上の細い帯。時刻、電波の強さ、Wi-Fiの接続状況、電池残量などが表示されます。
通知バー(通知領域)新しいメールやLINE、アプリからのお知らせなどが表示されるエリア。画面上部を下にスワイプすると見られます。
アプリアイコン電話、カメラ、LINEなど、アプリを起動するための「入口ボタン」。アイコンをタップして使いたい機能を開きます。
ナビゲーションバー画面下にある操作バー。主に「戻る」「ホームに戻る」「アプリの切り替え」など、スマホ操作の基本ボタンが並んでいます。

ステップ3:基本操作を覚えよう

スマホは指で触れて操作します。よく使う4つの操作を覚えれば大丈夫!

操作するやり方よく使う場面
タップ指で“軽く1回”触れるアプリを開く/ボタンを押す
スワイプ指で“すーっとなぞる”画面を上下・左右にスクロールする
長押し指で“2秒ほど押し続ける”アプリを並び替える/メニューを表示する
ピンチイン・アウト2本指でつまむ or 広げる写真や文字の拡大・縮小ができる

力はいりません。「軽く・やさしく・なぞる」だけでOKです!

ステップ5:文字の入力のしかたを覚えよう

ステップ5:文字の入力のしかたを覚えよう

文字入力も練習すればすぐ慣れます!

「音声入力(マイクボタン)」を使えば話すだけで文字になる!

画面下に表示される「キーボード」で文字を選ぶ

「あ→い→う→え→お」と順番に押す(フリック入力)

ステップ6:写真を撮ってみよう(カメラの使い方)

  • ホーム画面の「カメラ」アイコンをタップ
  • 撮りたいものにスマホを向けて、画面の「📷ボタン」をタップ!

コツ:
・ピントが合うと自動的にシャッターが早く切れます
・撮った写真は「ギャラリー」や「写真」アプリからすぐ見られます

まずは“できること”から少しずつ

スマホは最初こそ戸惑うかもしれませんが、焦らず・自分のペースで覚えれば大丈夫です。
1つずつ「できた!」を積み重ねることで、自然と使いこなせるようになります。

「文字が打てた」「写真が撮れた」「LINEが送れた」──そのひとつひとつが、日常をより楽しく豊かにしてくれます。

スマホでまず覚えたい!よく使う基本アプリ5選

スマホにはたくさんのアプリがありますが、まずは「毎日の生活で使いやすい基本アプリ」を覚えることが、スマホに慣れる第一歩です。
ここでは、初心者にも安心な5つの代表的アプリと、それぞれの
使い道・魅力・安心ポイントを詳しくご紹介します。

① 電話アプリ|昔ながらの「電話」が簡単にできる

  • できること: 相手に電話をかける、着信に出る、履歴や連絡先を確認
  • こんなときに便利: 家族や病院、宅配業者などへの連絡
  • 安心ポイント: 「電話帳に登録」しておけば、次から簡単にかけられる
     → 画面に出る「受話器マーク」をタップするだけ!

ワンポイントアドバイス:
連絡先は「名字+役割」で登録しておくと便利(例:「佐藤さん(かかりつけ医)」)


② LINE(ライン)|家族との連絡がぐっと便利に!

  • できること: メッセージ・写真・スタンプ・音声通話(すべて無料)
  • こんなときに便利: 子どもや孫と気軽にやりとりしたいとき、写真の送受信
  • 安心ポイント: 電話番号を交換すればすぐ友だち登録できる

はじめやすさ重視!
スタンプや短いメッセージから始めて、少しずつ通話や写真も使ってみましょう。


③ カメラアプリ|思い出を残す「写真の入口」

  • できること: 写真・動画を撮る、保存する、見返す
  • こんなときに便利: 旅行先の風景、料理、孫の成長を記録したいとき
  • 安心ポイント: 撮った写真は自動で保存される。「ギャラリー」アプリでいつでも見られる

ブレずに撮るコツ:
両手でスマホを持ち、画面を見ながらゆっくりシャッターボタンを押すときれいに撮れます。


④ Googleマップ|道に迷わず安心してお出かけ

  • できること: 現在地の確認、目的地までのルート検索(徒歩・車・バス・電車)
  • こんなときに便利: 病院・役所・駅までの行き方を知りたいとき
  • 安心ポイント: 音声案内あり。「○○メートル先を左」など、声で教えてくれます

自宅の場所を登録すると便利!
出先から「自宅に帰る」ときの案内がワンタップでできます。


⑤ 天気予報アプリ|毎日の外出前にチェック!

  • できること: 今日・明日・週間の天気や気温、降水確率の確認
  • こんなときに便利: 洗濯日和かどうか、外出に傘が必要かなどを判断するとき
  • 安心ポイント: 「地域設定」をすれば、自分の住んでいる場所の情報がすぐ見られる

熱中症・花粉・PM2.5の情報も見られるものも多く、健康管理にも役立ちます。

最初は「使いたいときだけ」でOK!

これらのアプリは、スマホ初心者が無理なく覚えやすいスタート地点です。
最初は「電話」と「LINE」からでも大丈夫。少しずつ慣れていけば、カメラやマップ、天気も自然と使えるようになります。

「やってみようかな?」と思ったときが始めどきです

スマホがもっと楽しくなる!60代に人気のおすすめアプリ

スマートフォンは連絡手段としてだけでなく、「毎日が楽しくなるツール」にもなります。
ここでは、60代の方が無理なく・楽しく・役立てやすいアプリを厳選してご紹介します。

1. 懐かしの音楽アプリ|昔の名曲にもう一度出会える

アプリ例コンテンツ
ユーチューブ昭和歌謡、演歌、昔のテレビ番組などが無料で聴ける&見られる。検索だけで好きな曲を探せます。
Spotify / Amazonミュージック昔のヒット曲や童謡などをプレイリストで楽しめる音楽アプリ。無料プランあり。

お気に入りの曲を「お気に入り登録」して、いつでも聴けるようにしておくと便利です。

2. 脳トレ&パズルアプリ|楽しみながら頭の体操に!

アプリ例コンテンツ
毎日脳トレ!ひらめき脳活アプリ漢字・計算・間違い探しなどのシンプルな問題を毎日少しずつ解ける。
ナンプレ(数独)数字のパズル。時間を忘れて集中でき、脳の活性化にも◎

1日5分からでOK。就寝前や空いた時間にちょこっと楽しめます。

3. 健康・運動サポートアプリ|毎日を元気に過ごすお手伝い

アプリ例コンテンツ
あすけん(食事管理)食べたものを記録すると、栄養バランスを自動でチェックしてくれる。
歩数計アプリ(docomoヘルスケア/Google Fitなど)毎日の歩数や移動距離、消費カロリーを記録。健康管理に最適。
ラジオ体操アプリ昔ながらの音楽に合わせて体操でき、毎日の習慣にも◎

歩数目標を「無理なく達成できる数」に設定すると続けやすくなります。

4. 写真・アルバムアプリ|思い出を残し、家族と共有

アプリ例コンテンツ
Googleフォト撮った写真を自動保存。家族と共有したり、過去の写真を振り返ったりできる。
フォトブック作成アプリ(TOLOT・しまうまプリント)撮った写真を使って本(アルバム)を作れる。贈り物にも人気。

旅行や孫との時間を記録しておくと、後から見返すのが楽しくなります。

5. 暮らしに役立つ便利アプリ|毎日がもっとスムーズに

アプリ例コンテンツ
PayPay / 楽天ペイ買い物時にスマホで支払いができる。お財布いらずで便利。
メルカリ不要品を出品・購入できるフリマアプリ。断捨離にも◎
NHK最新のニュース・天気・災害情報が一目でわかる。緊急情報の確認にも役立ちます。

まずは「使ってみる」からはじめてみましょう

「難しそう」「失敗しそう」と思っても大丈夫。
アプリはいつでも削除できますし、慣れれば“スマホがぐっと楽しくなる”入口になります。

60代のアプリ活用は、楽しみながら「生活の幅」を広げるチャンスです。

まとめ|60代こそ、スマホを味方にしてもっと自由に!

スマホは、使い方をほんの少し覚えるだけで、暮らしがぐっと楽に、楽しくなります。
60代からでもまったく遅くありません。「できるかも!」の気持ちが第一歩です。

家族や友人とつながりたいとき、外出先で調べたいとき、健康を保ちたいとき…
あなたの毎日に、スマホはきっと強い味方になってくれるはずです。

「スマホのある暮らし」、今日から一緒に始めてみませんか?

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