
就活・転職で「今日中に出したい!」を想定した、やさしい実践ガイドです。 迷わず最短で準備できる手順とマナーをまとめました。初めてでも大丈夫。この記事だけで、“封筒の選び方→切手→投函”まで、すべて完了します。
料金注記(必読)
本文の金額は 2025年9月12日 時点の国内料金です。改定の可能性があるため、投函前に日本郵便公式で最新料金をご確認ください。
履歴書を最短で送る3つのルート
よくある3パターン別・最短ルート早見
- A:基本(おすすめ) … 角2封筒(A4を折らずに)+定形外規格内
目安:50g以内=140円/100g以内=180円(履歴書・職務経歴書・送付状+クリアファイルで多くは50〜100gに収まります) - B:追跡が欲しい … レターパック
ライト=430円(ポスト配達)/プラス=600円(対面配達) - C:とにかく急ぐ … 速達(基本料金に +300円/250gまで)
レターパックって?
- 日本郵便の専用封筒で送る全国一律料金のサービス。
追跡番号つき/ポスト投函OK/土日祝も配達。
種類と使い分け
- レターパックライト(430円)
厚さ3cm以内・4kgまで。配達は郵便受け(ポスト投函可)。
→ 手軽に送りたいとき。 - レターパックプラス(600円)
対面で手渡し・受領印あり。4kgまで(厚さ制限なし=封が閉まる範囲)。
→ 重要書類や確実に渡したいとき。
共通ポイント
- 追跡サービスで配達状況を確認できる(番号を入力)。
- 郵便局や一部コンビニで購入でき、窓口 or ポストから差し出せる(※入らないポストもあり)。
※ 料金は2024年10月改定後:ライト430円/プラス600円です。
迷ったらここだけ:重さの判断と“安全マージン”
- クリアファイル+書類3〜6枚は50gを超えやすい→180円が無難。
- ギリギリ迷うときは、差額切手(10円・1円)で調整 or 窓口で計量。
- 期限が迫るなら、速達+赤線 or レターパックで“確実さ”を優先。
Aルート:角2+定形外(規格内)のいちばん簡単なやり方
こんな人におすすめ
- できるだけ安く、でも見た目は丁寧に送りたい
- A4を折らずに送りたい
用意するもの
- 角2封筒(白無地)/切手140円 or 180円/透明クリアファイル(薄手)
コンビニでの伝え方(セリフ例)
「履歴書を送るので、180円切手を1枚ください」
手順(5ステップ)
- 書類(送付状・履歴書・職務経歴書)を透明クリアファイルに入れる。
- 角2封筒に左下赤字で「履歴書在中」。
- 宛名(御中 or 様)・差出人をていねいに記入。
- 迷ったら180円を貼る(不足はNG・超過はOK)。
- ポストの取集時刻を見て投函。遅い時間は窓口差出しが安心。
到着イメージ(一般論)
- 同一県内や近県は翌日〜翌々日。急ぐときは速達を検討。
Bルート:レターパックで“追跡つき&確実”に
ライトとプラスの選び分け
- ライト(430円):ポスト配達。厚さ3cm以内・重さ4kg以内。
- プラス(600円):対面配達で受領印。厚さ制限なし(4kg以内)。
手順(4ステップ)
- コンビニでレターパック(ライト or プラス)を購入。
- 表面の宛名・差出人を記入(ボールペン推奨)。
- 中身を入れてしっかり封かん(プラスは封緘シール)。
- 追跡番号をスマホに撮影/メモ→投函 or 窓口へ。
注意点
- ライトは厚さ3cmまで。クリアファイル厚みに注意。
Cルート:速達で“とにかく早く”
使いどころ
- 明日中に先方へ確実に届けたい/午前締切があるなど、時間の余裕がないとき。
手順(3ステップ)
- 基本料金の切手+速達加算(+300円/250gまで)を貼る。
- 表面の右側に赤線(横向き or 縦向き)を入れる。迷ったら「速達」スタンプ。
- 最終取集前に投函 or 窓口差出しで当日扱いを確実に。
速達×レターパックの使い分け
- 追跡・対面が必要→レターパックプラス/通常封筒で費用を抑えつつ早く→速達。
締切から逆算する“時間割”イメージ
- 提出日が平日午前:前日午前中までに差出し(地域により前々日が安全)。
- 週末またぎ:金曜遅い時間の投函は避け、木曜までの到着設計に。
- 当日扱いは最終取集時刻前の投函が条件。迷ったら窓口へ。
重さの目安(ざっくり)
- A4コピー用紙1枚=約4〜5g/角2封筒=約8〜12g/薄手クリアファイル=約7〜10g
- 送付状+履歴書+職歴(各1枚)+クリアファイル=約25〜35g
- 証明書コピー数枚を足すと50g超えやすい→180円を選択。
クイック診断(3問で決める)
- 追跡が必要? → はい=レターパック/いいえ=Q2へ。
- 明日必着? → はい=速達 or レターパックプラス/いいえ=Q3へ。
- A4を折らずに最安で? → 角2+定形外(140/180円)。
最新料金のキホン(改定対応)
定形・定形外・レターパックの全体像
- 定形(25g/50gまで):110円(25g以内・50g以内とも同額)
- 定形外(規格内):50g=140円/100g=180円/150g=270円/250g=320円…
- レターパック:ライト=430円/プラス=600円(全国一律・追跡可)
- 速達加算:+300円(250gまで)/+400円(1kgまで)
重さの測り方と判断フロー(家でOK)
- 封入する物すべてをのせて家庭用スケールで計量(なければペットボトル等との比較でざっくり判断)。
- 50gを超えたら180円、100g以内なら180円、超えたら次の区分へ。
- 迷ったら“重い方”に合わせる(不足はNG、超過はOK)。
切手の組み合わせ例(つくりやすい額)
- 110円=100円+10円 / 60円+50円 など
- 140円=100円+10円×4(+10円×4)/ 80円+60円 など
- 180円=100円+80円 / 120円+60円 など ※ 見た目を整えるなら大きい額面を先に、端を揃えて貼るとキレイ。
料金が足りない/貼りすぎの対処
- 不足:差出人に戻る・受取人請求など相手に負担が出る可能性→避ける。
- 貼りすぎ:そのまま有効(返金なし)。次回以降は差額用の10円・1円で調整を。
ワンポイント: スマートレター(210円/A5・厚さ2cm以内)は“履歴書用途”では基本非推奨(サイズ・見栄え・到着の確実性の観点)。
コンビニで買える/買えない早見
取り扱いの“全体像”
- 買えることが多いもの:切手(110円/140円/180円/10円/1円など)、レターパック(ライト/プラス)、はがき類、スマートレター(店舗差)。
- できない/原則やっていないこと:計量・料金の確定案内、書留/特定記録の受付、切手の払い戻し・交換、配達日の確約。
- 深夜や早朝は在庫が薄いことも。急ぎのときは複数店舗候補を持って動くのが安心です。
チェーン別の“探し方”とコツ(店舗差前提)
セブン‐イレブン
- 切手はレジ保管が多め。レターパックは一部店舗のみ。まずはレジで「在庫ありますか?」と確認。
- レジ横にはがき/収入印紙コーナーがある店舗も。深夜は在庫補充待ちのことも。
ローソン
- レターパックの在庫が比較的見つかりやすい傾向。店内ポスト併設の店舗も多く、買ってすぐ投函しやすい。
- 切手はレジで販売。額面が無い場合は組み合わせを提案してOK。
ファミリーマート
- 取扱いは店舗差が大きいので、まずはレジで照会。計量・料金案内は不可なので重さは自分で判断を。
- 電子決済の可否・ポイント付与は店ごとのルールに左右されます。現金の用意が安全。
ミニストップ/デイリーヤマザキ/セイコーマート など
- 地方で強いチェーンは、レターパックの在庫が潤沢な場合あり。サービスカウンターやタバコ棚周辺に在庫ケースがあることも。
店内での“見つけ方”と声かけテンプレ
- 置き場所:レジ内の金庫/レジ横の小棚/サービスカウンター/タバコ棚の内側。
- 声かけ例
- 「履歴書を送るので、180円切手を1枚ください」
- 「140円が無ければ、100円+40円でも大丈夫です」
- 「レターパックライト(またはプラス)ありますか?」
- ないと言われたら:
- 「組み合わせで180円になる枚数でも大丈夫です」
- 「10円切手を5枚ください(差額用)」
決済・レシートの注意
- 切手・レターパックの電子マネー/バーコード決済は、店舗方針で不可のことあり。現金を用意しておくと安心。
- 領収書(レシート)は原則発行可。必要なら「但し書き:郵便切手代」と口頭でお願いすると良いです(店舗裁量)。
深夜・在庫切れのリカバリー術
- 組み合わせで額面を作る(例:180円=100円+80円/140円=80円+60円)。
- レターパックに切替(追跡が必要・急ぎに強い)。
- 近隣店舗へ横移動:地図アプリで同チェーンを検索→電話で「レターパック(ライト/プラス)在庫ありますか?」と確認。
- 翌朝窓口へ切替(書留・特定記録などが必要なとき)。
よくある“誤解”とNG
- マルチコピー機で切手は発券できない(コピー機は印刷・チケット系が中心)。
- コンビニでの計量は不可。重さに不安があるなら180円にして不足を避けるか、郵便窓口で計量を。
- スマートレターはA5・2cmまで。履歴書用途では非推奨(サイズ・見栄え・確実性)。
- レターパックの封:しっかり閉じる。上からテープを貼る場合はバーコードや記載を覆わない。
取集時刻と“当日扱い”の考え方
- 店内ポストがある店舗は、ポストの掲示で最終取集時刻を確認。ギリギリは翌日扱いになることがあるので注意。
- 迷ったら窓口差出し。当日扱いの締切時刻を教えてもらえます。
買い忘れ防止チェックリスト
- □ 切手の額面(140円/180円 or 組み合わせ)
- □ 10円・1円(差額用)
- □ レターパック(ライト/プラスのどちらか)
- □ 角2封筒(白)/透明クリアファイル
- □ 油性ペン(赤):表左下に「履歴書在中」
封筒選びと中身の整え方(見た目&マナーの基本)
封筒サイズと色・紙質(選び方)
- 角2(A4を折らずに)・白無地が基本。第一印象がすっきりします。
- 内側に地紋(透け防止)が入った封筒だと、個人情報が見えづらく安心。
- 紙厚は80〜100g/m²程度が扱いやすく、ふにゃっとしにくい印象に。
- 窓付き封筒はNG(社名や宛名の見え方が不安定・ビジネス文書向けではない)。
- 郵便番号枠はあってもなくてもOK(枠なしは「〒」+7桁を明記)。
封筒の仕様とおすすめ
- テープ付きは作業が早く糊ムラも出にくい。糊付けの場合はスティック糊がきれい。
- 角当て(薄い台紙)を入れると曲がり防止に有効。ただし重さ増に注意(50g超→180円)。
- クリアファイルは透明・薄手がベター(色付きは読みづらくなることあり)。
封入物の準備(ホッチキスNG)
- 送付状/履歴書/職務経歴書/(必要なら)証明書コピー。
- 用紙の角が揃うように軽くトントン。ホッチキスは跡が残るので基本NG。必要ならゼムクリップで仮留め。
- 顔写真はしっかり貼付(指定があれば裏面に氏名)。剥がれ防止に写真用のり推奨。
封入順・向き(取り出しやすさ重視)
- 一番上に送付状(先方が最初に読むもの)
- 履歴書
- 職務経歴書
- 証明書コピー類
- クリアファイルの開口部は上(封筒の口側)にして、取り出したときに文字が正しく読める向きにそろえる。
宛名・敬称の正しい書き方
- 会社・部署宛:「株式会社〇〇〇 御中」(部署までなら最後は御中)。
- 個人宛:「株式会社〇〇〇 人事部 山田太郎 様」(御中+様の併用は不可)。
- 宛名は略さず正式名称、役職は氏名の前に。
横書きレイアウト(記載例)
〒100-0000
東京都千代田区丸の内1-1-1 〇〇ビル10F
株式会社〇〇〇 人事部
採用ご担当者様
(左下)
〒000-0000 東京都〇〇市〇〇0-0-0 〇〇マンション000号
山田 花子
- 宛名は中央よりやや右寄り、住所は上から都道府県→市区町村→番地→建物名の順。
- 数字は算用数字(1,2,3)、番地はハイフンで読みやすく。
- 差出人は表の左下 or 裏面左下のどちらでもOK(いずれかに統一)。
「履歴書在中」の書き方(位置・太さ・見栄え)
- 表の左下に赤字で「履歴書在中」。縦書き・横書きどちらでも可。
- 太めのペンで読みやすく。囲み線(赤枠)で強調しても◎。
- ゴム印を使う場合はかすれないよう下敷きを敷き、インクの乾燥を待ってから封入。
封かん・封緘の作法
- スティック糊を端まで均一に。セロハンテープでの横断貼りはNG(見た目×/剥がれやすい)。
- 「〆」印は任意(最近は省略が一般的)。付けるなら封じ目の中央に小さく。
仕上がりを“きれい見え”にする小ワザ
- 書く前に薄い鉛筆でガイド線→最後に消す。
- ペンは黒インク(0.5〜0.7mm)。にじみ防止に下敷きを使用。
- 消しゴムカス・指紋を最後にサッと払う。香りの強い香水・芳香スプレーはNG。
よくあるNG例
- 茶封筒・窓付き封筒・ホッチキス留め・テープでベタ貼り封緘・住所の省略/略称・旧社名表記。
仕上げチェックリスト
- □ 封筒は角2・白・地紋入り(望ましい)
- □ 送付状→履歴書→職歴→証明の順で封入/ホッチキスなし
- □ 宛名は正式名称/御中と様の使い分けOK
- □ 左下に赤字:履歴書在中
- □ 封かんは糊で均一/テープのベタ貼りなし
- □ 差出人の記載あり(表左下 or 裏面)
- □ 折れ・汚れ・にじみ・消しカスなし
切手の貼り方&配達方法
切手の貼り方(位置・枚数・見た目のベストプラクティス)
基本の位置
- 表面右上に貼ります。上下左右5〜10mm程度の余白を残すとバランスが良く、消印も押しやすいです。
- 斜め貼り・端はみ出し・角折れはNG。台紙の上で位置を決めてから、まっすぐ貼りましょう。
- のりは切手裏面の糊(湿式)またはシール切手の接着のみ使用。上からテープで覆うのは不可(消印が押せない/はがれやすい)。
複数枚の並べ方
- 重ねない・離しすぎないが鉄則。横一列(または縦一列)で端をそろえて貼ると整って見えます。
- 額面の大きい切手→小さい切手の順に並べると視線誘導が自然。例:左から100円→80円。
- 変形・記念切手を使う場合は、宛名や郵便番号を邪魔しない位置に。立体・装飾付きは避けましょう。
きれいに貼るミニ手順(3ステップ)
- 右上の貼付エリアを想定して軽く目印(鉛筆の点)を付ける。
- 切手裏面をうすく湿らせ、上端からそっと置く。
- 指の腹で中央→外側へ空気を抜き、数秒押さえる(にじみ防止に下紙を敷く)。
よくあるNG
- 宛名やバーコード欄にかかる/郵便番号枠に被る/消印が押せないほどテープで覆う。
- レターパックに切手を貼る(※レターパックは料金前納のため切手不要)。
追加サービスと貼り方の考え方
- 速達:基本料金の切手+速達加算分(+300円/250gまで)を同じ右上に合計で貼る。赤線を忘れずに。
- 特定記録・簡易書留:切手貼付は基本料金分のみ。オプション料は窓口で加算処理(ラベル貼付)。
普通郵便/特定記録/簡易書留の違い
- 普通郵便:最安。追跡なし。
- 特定記録:+210円で追跡番号が付く(受箱配達)。
- 簡易書留:+350円で対面配達&補償あり。
速達の“赤線”の入れ方
- 縦長封筒:表面右上に横向きの赤線。
- 横長封筒(角2):表面右端に縦の赤線。
- 迷ったら赤字で「速達」と添える/スタンプもOK。
ポスト投函前チェックリスト
- のり付け(封かん)/切手の金額・向き/宛名・郵便番号/差出人/「履歴書在中」/赤線(速達時)。
追跡したいとき
- レターパック(ライト=ポスト配達/プラス=対面) or 特定記録を選択。
コンビニ別ミニガイド
セブン‐イレブン
- 切手の在庫は店舗差。レターパックは一部店舗。レジで確認を。
ローソン
- レターパックの在庫が比較的安定。店内ポスト併設店も。
ファミリーマート
- 切手・レターパック取扱いは店舗差。計量や料金案内は不可。
ミニストップ/デイリーヤマザキ/セイコーマート
- レターパック・切手の在庫が比較的見つかりやすい傾向。深夜帯も活用しやすい。
ケース別シミュレーション(重さ・希望別の最短解)
追跡不要で最安にしたい
- 角2+定形外規格内。50g以内=140円を目標に、クリアファイルは薄手1枚に。
明日必着に間に合わせたい
- 速達(+300円)で最短。ポストの取集時刻に注意。遅い時間は窓口差出しが安心。
対面受取・記録が必要
- レターパックプラス(600円) or 簡易書留(+350円)。
金額が合わない時の“組み合わせ術”
端数の作り方
- 10円・1円切手で差額を調整。左上から大きい額→小さい額の順に整列させると美しい仕上がり。
古い額面の封筒やレターパック
- 旧額面の切手やレターパックは差額切手の貼り足しで利用可(見た目は丁寧に)。
失敗しないマナー&印象アップ
第一印象を上げる3原則(かんたん)
- 清潔:白い封筒・濃くてムラのない文字・指紋や汚れゼロ。
- 整然:宛名の行ぞろえ・切手の位置・「履歴書在中」の赤字がまっすぐ。
- 読みやすさ:略さない正式名称・数字は算用数字・番地はハイフンで見やすく。
封筒・書類の「きれい見え」ルール
- 余白を味方に:宛名は中央よりやや右寄せ。上下左右に指1本ぶんの余白が残る配置が上品。
- インクの濃さ:黒インクは濃い目設定(印字の場合)。手書きは0.5〜0.7mmでくっきり。
- 行間:住所は2〜3行で上から下へ情報が細かくなる並べ方が読みやすい。
手書きと印字、どちらが良い?(目的別)
- 会社・部署宛(一般的):どちらでもOK。丁寧さ重視なら手書き、整然さ重視なら印字。
- 個人名が明確(担当者名あり):手書きの温度感が好印象になりやすい。
- おすすめのフォント(印字する場合):
- 宛名=明朝体(可読性と改まった印象)
- 送付状・本文=明朝体 or 角ゴシック(小さい文字でも読みやすい)
写真・書類の仕上げ
- 履歴書の顔写真は写真用のりでしっかり貼付。裏面に氏名を小さく。
- クリアファイルは透明・薄手。色付きは内容が見えづらくなることあり。
- 印刷後は完全乾燥を待ってから封入(にじみ・転写防止)。
におい・汚れ・折れ対策
- 香水・芳香スプレーはNG(好みが分かれます)。
- 机を一度拭く→封入中の紙粉・消しカスを防止。
- 角当て(薄い台紙)を入れると折れ防止に有効(※重さ増に注意)。
宛名ミスをゼロにする「読み合わせ」
- 会社名・部署名を声に出して読む→表記ゆれ(株→株式会社)を発見しやすい。
- 御中/様の最終チェック:部署までなら御中、個人名なら様。併用はしない。
締切から逆算する時間のマナー
- 平日午前必着:前日午前中までの差出が安全。
- 週末またぎ:金曜夕方の投函は避け、木曜までの到着設計に。
- 最終取集時刻はポスト掲示で確認。ギリギリは窓口差出しで当日扱いを確実に。
NG集(やりがちポイント)
- 茶封筒/窓付き封筒/ホッチキス留め/テープのベタ貼り封緘。
- 旧社名・略称・宛先の漢字ミス。郵便番号の桁不足。
- 切手の斜め貼り、額面不足、「履歴書在中」なし。
ひとこと添える送付状の結び(やさしい印象)
- 「お忙しいところ恐れ入りますが、ご査収のほどお願い申し上げます。」
- 「ご多用の折恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。」
- 「面接の機会を頂けましたら幸いです。」
投函前セルフチェック
- □ 封筒:角2・白・地紋(望ましい)で折れ・汚れなし
- □ 宛名:正式名称/御中 or 様の使い分けOK
- □ 左下:赤字「履歴書在中」(枠で囲むとより丁寧)
- □ 切手:140円 or 180円(不足なし/まっすぐ)
- □ 封かん:糊で均一、〆は任意、テープの横断貼りなし
- □ 中身:送付状→履歴書→職歴→証明の順、写真の裏に氏名
- □ 時間:取集時刻前に投函 or 窓口で当日扱い
料金・方法の早見表
封筒/資材 | 中身の目安 | 希望 | 推奨方法 | 料金の目安 |
---|---|---|---|---|
角2(A4そのまま) | 履歴書・職務経歴書・送付状・クリアファイル | 最安 | 定形外(規格内)50g以内 | 140円 |
角2(A4そのまま) | 上記+証明書コピー少々 | 最安 | 定形外(規格内)100g以内 | 180円 |
角2(A4そのまま) | できるだけ早く | 速さ | 普通料金+速達+300円(250gまで) | 140/180円+300円 |
レターパックライト | 追跡/ポスト配達 | 追跡 | 指定封筒 | 430円 |
レターパックプラス | 対面配達/追跡 | 記録 | 指定封筒 | 600円 |
チェックリスト(投函直前)
□ 宛名・郵便番号/差出人
□ 切手の金額は十分?(110/140/180円など)
□ 「履歴書在中」を赤で明記
□ 速達なら赤線
□ 封かんOK・紙の角折れなし
よくある質問(FAQ)
Q. 角2じゃなくて長3(三つ折り)でも失礼になりませんか?
A. 「不可」ではありませんが、A4を折らずに送れる角2が一般的で見た目もきれい。指定がなければ角2を選ぶのが安心です。
Q. どのくらいで届きますか?土日・祝日は配達されますか?
A. 到着日は地域・回収時刻・運行ダイヤで変わります。速達や追跡系(レターパック)は週末も動くため、急ぎはそちらを。
Q. 取集時刻に間に合うか不安です。どうすれば?
A. ポストの最終取集時刻を確認し、ぎりぎりなら郵便窓口から差し出しましょう。当日扱いの締切を教えてもらえます。
Q. 重さが分かりません。コンビニで計ってもらえますか?
A. コンビニでは計量不可。迷うなら180円にして不足を避けるか、郵便窓口で計量を。
Q. 切手が180円分そろいません。組み合わせはOK?
A. OKです。例:100円+80円、80円+60円、100円+50円+30円など。大きい額から順に左上へ整列すると見た目◎。
Q. レターパックはどれを選べばいい?ライトとプラスの違いは?
A. ライト(430円)=追跡+ポスト配達、厚さ3cm以内/プラス(600円)=追跡+対面配達、厚さ制限なし。確実に手渡ししたいならプラス。
Q. 「履歴書在中」はどこに、どう書く?
A. 表の左下に赤字で大きく。スタンプ可。縦書きでも横書きでもOKですが、宛名の向きとそろえると上品です。
Q. 宛名は手書きと印字、どちらが良い?
A. どちらでも失礼はありません。丁寧さ重視=手書き、整然さ重視=印字(明朝体)。担当者名が分かるなら手書きの温度感が好印象になりやすいです。
Q. 封かんはテープでもいい?「〆」印は必要?
A. 糊が基本。テープの横断貼りはNG(見た目×)。「〆」印は任意。最近は省略も一般的です。
Q. 茶封筒はダメ?
A. 絶対NGではありませんが、白無地が清潔・上品で就活向き。茶封筒は事務用の印象になりやすいです。
Q. 写真が剝がれそう…どう対策する?
A. 写真用のりで四隅までしっかり。裏面に氏名を小さく。念のため透明フィルムの上から押さえないで(反りの原因)。
Q. 送付状は必要?どこに入れる?
A. 推奨です。一番上に入れると、開封後すぐ内容が伝わり丁寧な印象に。
Q. 長い部署名・住所でレイアウトが崩れます
A. 改行して整えましょう。住所は都道府県→市区町村→番地→建物名の順。数字は算用数字、番地はハイフンで可読性UP。
Q. 「御中」と「様」は一緒に使っていい?
A. 併用不可。部署宛は御中、個人宛は様。担当者名が分かる場合は会社名+部署名+氏名 様。
Q. インクの色は黒じゃないとダメ?
A. 黒推奨。ブルーブラック等はにじみやすいことも。油性ペンでくっきり書きましょう。
Q. ミスを書き直したいときは修正テープでOK?
A. NG。新しい封筒に書き直すのが基本。書類は再印刷・差し替えが安心です。
Q. 配達日や時間の指定はできますか?
A. 普通郵便は原則不可。確実性重視なら速達や対面配達(レターパックプラス/書留)を。
Q. 旧料金の切手・レターパックが手元にあります
A. 切手は差額の貼り足しで利用可。レターパックも差額切手の追加で使えるケースがあります(表面のバーコード等は覆わない)。
Q. クリアファイルは色つきでもいい?
A. 透明推奨。色付きは書類が読みづらく、印象も落ちやすいです。
Q. 投函後に宛先間違いに気づきました
A. 近くの郵便局にすぐ相談。回収前なら差出人に戻す等の対応ができる場合があります。追跡付きなら状況確認が容易です。
Q. 会社指定が「書留」です。コンビニでできますか?
A. 書留は窓口限定です。郵便局へ行きましょう(記録・補償あり)。
Q. 「親展」を付けるべき?
A. 指定がなければ通常は不要。必要な場合は宛名の左上に小さめに赤字で。
Q. どの位置に切手を貼ればいい?複数枚は?
A. 右上が基本。複数枚は重ねず、端をそろえて横に並べると整然と見えます。
まとめ:最適な郵送方法の選び方
まずはこれだけ覚えればOK
- 角2封筒+定形外(規格内)で、A4を折らずに送るのが基本。目安は50g=140円/100g=180円。
- 急ぎなら、基本料金に速達+300円(250gまで)を加算。追跡や対面が必要ならレターパック。
- コンビニは在庫・決済・取集時刻に差がある前提で、早めの時間帯に動くと安心です。
状況別ベストプラクティス
- 最安で丁寧に:角2(白)+透明クリアファイル+140/180円切手。
- 明日必着・確実:速達(赤線)or レターパックプラス(対面)。
- 記録を残したい:レターパック(ライト/プラス) or 特定記録(窓口)。
見た目&マナーの最終ポイント
- 表左下に赤字「履歴書在中」、宛名は正式名称、御中/様の使い分けを確認。
- 切手は右上・まっすぐ、不足はNG。封かんは糊で均一、テープの横断貼りは避ける。
- 汚れ・折れ・にじみがないか、最後にひと拭き&ひと呼吸。
ミス防止の最終チェック
□ 角2・白封筒/クリアファイル(薄手) □ 宛名・郵便番号・差出人/御中 or 様の確認 □ 140円 or 180円(速達なら+300円) □ 左下 履歴書在中(赤)/速達の赤線 □ 取集時刻前に投函 or 窓口で当日扱い
次に迷ったら(3問診断の使い方)
- 追跡が必要? → はい=レターパック/いいえ=②へ。
- 明日必着? → はい=速達 or レターパックプラス/いいえ=③へ。
- A4を折らず最安で? → 角2+定形外(140/180円)。
ひとこと:焦ったときほど基本どおりに丁寧に。それだけで印象はきちんと伝わります。