
通話中に動画を見ていたら、「あれ?その音、何?」と相手に気づかれてしまった…そんな経験はありませんか?
特にオンライン会議や友人との通話中に、うっかり音が漏れてしまうと気まずいですよね。
実は、スマホやイヤホンの設定を少し工夫するだけで、通話中でも相手に動画の音を聞かれないようにすることができます。
この記事では、iPhone・Android別の操作方法やアプリごとの設定、そして静かな通話環境を作る裏技まで、簡単にできる方法をやさしく解説します。
はじめに|通話中に動画音を隠すニーズが高まっている理由
近年、テレワークやオンライン通話が増えたことで、「通話中に動画や音楽を流しても相手に音を聞かれたくない」というシーンが増えています。
例えば、
- 会議の合間に動画をチェックしたい
- ゲーム通話中に攻略動画を見たい
- 家族の生活音を相手に聞かせたくない
といった状況です。
ちょっとした設定や道具の使い方で、この“音漏れ問題”はすぐ解決できます。
通話中に動画音が聞こえると起きる問題
相手に与える印象と信頼性の低下
ビジネス通話中に動画音が漏れると、「集中していないのかな?」と誤解されることも。信頼を守るためにも注意が必要です。
誤解や会話の妨げになるケース
相手が話している最中にBGMのような音が入ると、聞き取りにくくなったり、誤解が生じたりします。
周囲の環境が音漏れに与える影響
静かなカフェや自宅だと、少しの音でも拾いやすくなります。周囲の音量も考慮しましょう。
基本の対策|通話中に動画音をミュートする方法
通話中に動画音を相手に聞かれないようにするには、まず「スマホやアプリ側で音を消す」ことが基本です。
ここでは、iPhone・Android・通話アプリ別に分けて詳しく解説します。
iPhoneでの簡単ミュート手順
iPhoneの場合、音量調整とアプリ設定の両方を組み合わせると効果的です。
- 物理ボタンでメディア音量を下げる
- 本体横の音量ボタンを押し、「メディア音量」がゼロになるまで下げる。
- 通話音量とメディア音量は別管理なので、相手の声は聞こえたまま動画音だけ消せます。
- 設定アプリから音量を個別調整
- 「設定」→「サウンドと触覚」→「音量を変更」
- 必要に応じて「メディア音量」だけゼロに設定。
- コントロールセンターの活用
- 画面右上から下にスワイプしてコントロールセンターを開き、スピーカーアイコンを下げて動画音を消す。
💡 失敗防止のコツ
iPhoneは、音量ボタンを押すタイミングによって「通話音量」か「メディア音量」が変わります。動画再生中に調整すれば、確実にメディア音量を変更できます。
Androidでの音量個別調整
AndroidはメーカーやOSバージョンによって操作が少し異なりますが、多くの場合以下の方法でOKです。
- 音量ボタンを押す
- 表示される音量スライダー横の▼や歯車マークをタップし、「メディア音量」をゼロに。
- 通話音量はそのまま保てます。
- クイック設定パネルから調整
- 画面上部から下にスワイプしてクイック設定を開き、「メディア音量」を直接下げる。
- サウンド設定からアプリごとに調整(対応機種のみ)
- 「設定」→「音」→「アプリごとの音量設定」から、動画アプリの音だけゼロにする。
💡 失敗防止のコツ
Androidは機種ごとにUIが異なるため、事前に「メディア音量」がどこから操作できるか確認しておくと安心です。
LINE・Zoom・Teamsなど通話アプリ別のミュート活用法
- LINE
通話画面右下のマイクアイコンをタップすれば、自分の音声を完全にオフにできます。動画音も一緒に遮断可能。 - Zoom
画面左下の「ミュート」ボタンで音声を一時停止。再度タップすると復帰できます。ショートカットキー(PC)も便利。 - Teams
画面下部のマイクアイコンをタップ。会議中でも瞬時にミュート可能。
💡 ワンポイント
アプリのミュート機能はマイク入力を完全に遮断するため、動画音以外の生活音もカットできて一石二鳥です。
音声設定でアプリ単位のミュートを行う方法
一部のスマホでは、特定のアプリだけ音量をゼロにできます。
- Androidの「アプリごとの音量設定」
- サードパーティアプリ(例:App Volume Control)を利用しても可能。
💡 便利な使い方
YouTubeやNetflixだけ音をゼロにしておき、他のアプリや通話は通常音量にすることで、切り替え忘れを防げます。
まとめ|基本のミュート対策のポイント
- メディア音量と通話音量は別物と理解して操作する
- 動画再生中に音量を下げると確実
- 通話アプリのミュート機能も併用するとより安心
ケース別|通話中の動画音を隠す方法
ビジネス通話(会議・商談)
最短30秒セットアップ(まずは応急)
- イヤホンを接続(できればカナル型)
- 通話アプリのマイクをミュート(話す時だけ解除)
- 見たい動画は音量ゼロ+字幕ON
- スマホのメディア音量を0に確認(通話音量はそのまま)
安定運用のコツ(うっかり音漏れ防止)
- iPhone:コントロールセンターで“再生中”の音量バーを必ず0に。
- Android:音量ボタン→歯車(または▼)→メディア音量のみ0。
- 会議アプリの自動ミュート復帰(話したら自動解除)設定がある場合はOFFに。
- ノートPC併用なら、動画はスマホ/会議はPCなど端末分離にすると安全。
よくある失敗と回避
- 失敗:通話音量を0にしてしまい、相手の声が聞こえない。
回避:動画を再生しながらメディア音量を操作する。 - 失敗:スマホのスピーカー出力になっていて外に音が出る。
回避:通話前に出力先が「イヤホン」になっているか確認。
友人・家族との気軽な通話
いちばん簡単な静音ワザ
- 字幕視聴+音量ゼロが基本。
- スマホの「集中モード(iOS)」/「通知の一時停止(Android)」で通知音も遮断。
- 片耳イヤホンだと会話も周囲も聞きやすく、事故を防げます。
iPhone/Android 小ワザ
- iPhone:
- 「設定」→「サウンドと触覚」→着信音と通知音は固定、メディア音量だけ0。
- 集中モードで特定アプリだけ通知許可にすると家族からの連絡を逃さない。
- Android:
- クイック設定でメディア音量スライダーを常時表示できる機種は固定表示を。
- 「サウンドプロファイル」を自宅用(メディア0/通話100)など登録すると一発切替。
あると便利
- インラインリモコン付き有線:物理ボタンで即ミュート・音量0。
- 骨伝導イヤホン:外音取り込み不要で安全に会話、ただし音漏れ対策で音量は控えめに。
オンラインゲーム通話(Discord・ゲーム内VC)
推奨の基本セット
- Push to Talk(PTT):話す間だけマイクON。誤送信を根本防止。
- ノイズ抑制/エコー除去:アプリ側の音をマイクが拾いにくくなる。
- ボイス感度の手動調整:しきい値を上げて、動画の小さな音が入らないように。
スマホでの実践ステップ
- イヤホン接続(密閉型が理想)
- ゲームVCアプリの入力感度を高めに/自動感度はOFFへ
- PTTまたはミュートトグルを押しやすい位置に配置(ウィジェットや背面タップ等)
- 見たい動画は音量ゼロ+字幕、必要なら別端末で再生
よくあるトラブル対策
- ゲーム音と動画音が混ざる:
→ 動画は別端末に分離、スマホは通話専用に。 - PTTが押しづらい:
→ コントローラの背面ボタン/画面エッジに割当、長押しでONに統一。 - 環境音を拾う:
→ マイク位置を口元から少し外し、ポップノイズを減らす。
どのケースにも効く“共通チェックリスト”
- イヤホンはしっかり奥まで装着(密閉が甘いと外漏れしやすい)
- メディア音量0/再生アプリは字幕ON
- 通話アプリはミュート(話す時だけ解除)を基本運用
- 出力先がスピーカーでなくイヤホンになっているか再確認
- 可能なら端末を分ける(通話と動画を別デバイス)
NG例(やりがちな落とし穴)
- スマホ本体のスピーカーで動画再生(即音漏れ)
- 通話のハンズフリーのまま動画再生
- 自動音量調整をONにしていて、勝手に動画音が上がる設定
イヤホンを使った音漏れ防止テクニック
通話中に動画音を相手に聞かれないようにする一番確実な方法は、イヤホンを使うこと。
ただし、イヤホンなら何でも良いわけではなく、形状・装着方法・機能によって音漏れ防止効果が大きく変わります。
Bluetoothイヤホンのメリットと注意点
メリット
- コードレスで動きやすい
仕事中や家事中でも邪魔にならない。 - 接続範囲が広い(約10m)
スマホを机に置いたまま移動できる。 - マイク性能が高いモデルが多い
通話の声もクリアに届く。
注意点
- バッテリー切れの心配があるため、こまめな充電が必要。
- 安価なモデルは遅延や接続切れが起きやすい。
- カフェや駅など混雑した場所では電波干渉でノイズが入ることも。
💡 選び方のポイント
- カナル型(耳の奥まで入るタイプ)を選ぶと遮音性が高まり、音漏れ防止にも◎
- 「ノイズアイソレーション」や「パッシブノイズキャンセリング」対応モデルを選ぶとより効果的。
有線イヤホンとの違いと選び方
有線イヤホンのメリット
- 遅延がほぼゼロなので動画やゲーム向き。
- 充電不要でいつでも使える。
- 価格が比較的リーズナブル。
注意点
- ケーブルが邪魔になりやすい。
- 長時間使用すると断線のリスクあり。
💡 選び方のポイント
- L字型プラグはケーブル負担が少なく長持ち。
- マイク付きモデルなら通話中の声も拾える。
ノイズアイソレーション機能で音をシャットアウト
どういう機能?
- イヤーピースや形状で外音を物理的に遮断する機能。
- 密閉性が高いほど、外への音漏れも防げる。
活用方法
- イヤーピースは自分の耳に合ったサイズを選ぶ。
- シリコン製だけでなく、低反発ウレタン製も試してみるとフィット感UP。
音漏れ防止のための装着方法
- 耳の奥までしっかり入れる(カナル型の場合)
浅く入れると音漏れしやすくなります。 - イヤーピースのサイズを左右別々に合わせる
人によって左右の耳の大きさが違うことも。 - イヤーフックやウィングチップを使う
動いてもズレず、密閉状態をキープ。
💡 チェック方法
イヤホンを装着後、音量を少し上げて耳の外にスマホマイクを近づけて録音すると、漏れているか確認できます。
音量設定と機能の活用
- 音量は必要最小限に
大きくしすぎるとイヤホンから漏れやすくなります。 - ノイズキャンセリング(ANC)をONに
外音が減るので、音量を下げても聞き取りやすくなり、結果的に音漏れ防止に。 - 外音取り込みモードはOFF
外の音を取り込むと密閉度が下がり、音漏れしやすくなります。
イヤホン別おすすめ活用シーン
イヤホンの種類 | 向いているシーン | 特徴 |
---|---|---|
カナル型Bluetooth | ビジネス通話・外出先 | 遮音性◎、持ち運びやすい |
有線カナル型 | ゲーム通話・長時間動画視聴 | 遅延なし、安定接続 |
オーバーイヤー型(密閉) | 自宅作業・長時間会議 | 音漏れ防止と快適性両立 |
失敗しないための注意点
- 片耳だけ外すと漏れやすい → 両耳装着がおすすめ。
- イヤホンの寿命も考慮 → ゴム部分の劣化は音漏れの原因。
- 安価すぎるモデルは要注意 → 音圧管理が甘く漏れやすい。
動画音を相手に聞こえない環境作り
静かな場所を確保する工夫
自宅での小ワザ
- 扉・窓を閉める → カーテンを引く
布が音を吸ってくれるので、反響が減ります。 - エアコンや換気扇の強風は弱風に
風切り音はマイクに乗りやすいです。 - 硬い壁を背にしない
背中側にカーテン・タオル・クッションを置くと反射音がやわらぎます。 - 机の天板の“カンカン音”対策
スマホ・マイクの下にハンカチやマウスパッドを敷いて、振動・接触音をカット。
外出先での場所選び
- 壁際の席/角席を選ぶ(片側が吸音されやすい)
- スピーカーの真下は避ける(カフェBGMが入りやすい)
- 通路・ドア付近は×(足音・開閉音を拾いやすい)
ノイズキャンセリングを「正しく」使いこなす
用語の違いをやさしく整理
- ANC(アクティブ・ノイズキャンセリング)=“あなたが聞く外音”を下げる機能
→ 小さな音量で聞ける=音漏れしにくくなる - ノイズ抑制/ビームフォーミング/ENC=“相手に届ける音声”から雑音を減らす機能
→ 相手に環境音や動画音が乗りにくい
設定の基本
- イヤホン側:ANC ON/外音取り込み OFF
- 通話アプリ側:ノイズ抑制・エコー除去 ON
- 風が強い場所:風雑音低減(対応機種のみ)をON
💡 ポイント:外音取り込みをONにすると“密閉度”が下がり、音漏れしやすくなります。通話時は基本OFFで。
通話中の音量バランスの作り方
- 動画のメディア音量:0(字幕ONが安心)
- 通話音量:相手の声が聞こえる最小限(目安:中~やや小)
- 通知音:オフ(集中モード/おやすみモード)
→ “ピロン♪”の一瞬の音も、マイクは拾います。
30秒でできる“音量セーフティ”
- イヤホン接続
- 通話アプリを起動してマイクは一旦ミュート
- 動画を再生しながらメディア音量を0に調整
- ミュート解除して会話開始(必要に応じてPTT=押して話す運用も◎)
デバイス配置とマイク位置のコツ
- スピーカーをマイクの正面に向けない(回り込み防止)
- マイクは口元10~15cm、胸元の衣擦れ音は避ける
- ノートPC+スマホ併用なら、通話=スマホ/動画=PCの“端末分離”が安全
- イヤホンマイクは顎の横に。唇正面だとポップ音(ボフッ)が入りやすい
かんたん吸音DIY(お金をかけない工夫)
- タオル×段ボールで“即席ミニ吸音ボックス”
→ スマホ(またはマイク)背面に置くと、跳ね返り音が減ります。 - 膝掛け・クッションを体の前後に配置
→ 声の反射とキーボード音がやわらぎます。 - 机の下にバッグ(布製)を置く
→ 足元の反響を減らして、全体の響きを抑えます。
通知・着信音の無音設計
- iOS:集中モードで通話アプリだけ通知許可
- Android:サウンドプロファイルで“自宅用(通知0・通話OK)”を作成
- バイブもOFFに(机や椅子でブーンと鳴り響くことがあります)
シーン別・最短セット
自宅
- 扉・窓を閉める → カーテンを引く
- イヤホンANC ON/外音取り込みOFF
- メディア音量0・通話音量は小さめ
カフェ
- 壁際の席を選ぶ/BGMスピーカー直下は避ける
- マスク装着時はマイク位置を少し下げて擦れ音を回避
- 通知OFF・PTT活用
オフィス
- 会議室が取れない時はブース端へ
- PCとスマホを分ける(端末分離)
- ノートPCのファンが強い時は本体を少し離すか、送風口の向きを変える
NG例(やりがちな落とし穴)
- スピーカーで動画再生しながら通話(即音漏れ)
- 外音取り込みONのまま(密閉度低下→漏れやすい)
- 通知音・アラームの切り忘れ
- マイクが服に当たってガサガサ(無意識に相手へ伝送)
仕上げのチェック(30秒)
- イヤホンしっかり装着(左右サイズが合っているか)
- 通話アプリのミュート/ノイズ抑制確認
- メディア0/通話小の音量バランス
- 出力先がイヤホンになっているか
裏技・応急処置編|環境が整わない時の対策
「急な通話なのに場所も道具も準備できない…」
そんな時でも、ちょっとした工夫で動画音を相手に届きにくくできます。
ここでは即効ワザから少し長持ちする対策まで紹介します。
即効ワザ(今すぐ使える)
マイク部分を手や布で覆う
- 通話アプリのミュートを使えない時でも、物理的にマイク口を覆えば音を弱められます。
- 布(ハンカチやマスク)を軽くかけるとこもり音になり、動画音が届きにくくなります。
💡 強く押さえると自分の声もこもりすぎるので“軽く覆う”がポイント。
動画の音量をゼロ+字幕ON
- 一番シンプルで確実。
- YouTubeやNetflixは字幕機能があるので、音を切っても内容が分かります。
スマホの向きを変える
- マイク穴を動画の音が出る方向から反対側に向けるだけでも効果があります。
- 机に置く場合は、柔らかい布の上に置くと反響音が減ります。
簡易防音グッズを即席で作る
バッグやポーチをマイクカバー代わりに
- 小さな布ポーチやバッグにスマホを入れて口を少し閉じると、外に漏れる音が減ります。
- 通気性ゼロの袋だと声もこもりすぎるので、布製やメッシュ付きがベター。
タオルやマフラーを巻く
- スマホやマイク部分に軽く巻くだけで高音が減衰します。
- 冬場のストールは特に使いやすい防音アイテムです。
長時間もたせる応急処置
端末分離(スマホと動画用端末を分ける)
- 通話はスマホ、動画はタブレットやPCなど別デバイスで。
- 通話機器のマイクが動画音を拾う確率がグッと下がります。
Push to Talk(押して話す)
- ゲーム通話やDiscordなどでは常時ミュートにして、話す時だけボタンを押す設定に。
- 不要な音が入らず、動画音もほぼ遮断できます。
マイク感度の下げ設定
- 通話アプリの「入力感度」や「しきい値」を下げると、小さな音は拾わなくなります。
- ただし自分の声が小さいと相手に届きにくくなるので調整は慎重に。
裏技ポイント
- 動画再生アプリのバックグラウンド再生をOFFにしておく
→ 誤ってアプリを切り替えても音が流れません。 - モノラル再生+片耳イヤホン
→ 動画音は片耳だけに流し、マイク側から離れた耳で聞くと漏れにくくなります。 - 空間を利用する
→ クローゼットや狭いスペースで通話すると反響が抑えられます。
よくある失敗と回避策
失敗例 | なぜ起きる? | 回避方法 |
---|---|---|
布で覆いすぎて声がこもる | 音声の抜けがなくなる | 厚すぎない布で軽く覆う |
動画音量ゼロにしたつもりが通知音が鳴る | 通知音量を下げ忘れ | 集中モード/おやすみモードをON |
Push to Talkを押し忘れて会話が途切れる | 操作に慣れていない | 押しやすい位置にショートカット設定 |
緊急時3ステップ(全部30秒以内)
- イヤホン接続(なければスマホを耳元に密着)
- メディア音量ゼロ+字幕ON
- マイク方向を反対に向け、必要時のみON
トラブルシューティング|音が消えない時の確認ポイント
よくある症状とすぐ試せる“30秒レスキュー”
- メディア音量が0になっているか(動画を再生しながら音量ボタンで確認)
- 出力先がイヤホンになっているか(Bluetooth/有線の接続を見直し)
- 通話アプリを一旦ミュート→必要時だけ解除(押して話す運用も◎)
- 外音取り込み(Transparency)はOFF/ANCはON
- 通知・着信音は集中モード/おやすみモードでOFF
症状A:動画の音量をゼロにしたのに、相手に音が届く
主な原因
- スマホ本体のスピーカー出力になっている
- イヤホンの密閉が甘い(装着が浅い/サイズ不一致)
- 外音取り込みがONで、マイクが周囲音を拾いやすい
- 通話アプリのノイズ抑制がOFF
- 端末を分けず、同じ機器で通話と動画を同時進行している
対処法
- 出力先をスピーカー→イヤホンに切替(再生中にコントロール/ボリュームパネルから)
- イヤーピースをワンサイズ上に変更、しっかり奥まで装着
- 外音取り込みOFF/ANC ONに変更
- 通話アプリのノイズ抑制・エコー除去をON
- 可能なら通話=スマホ/動画=別端末に分離
💡 補足:iPhoneの消音(サイレント)スイッチは“通知音”向けで、動画のメディア音は消えません。必ず“メディア音量”で調整しましょう。
症状B:通話アプリでミュートにしたのに、音が入る
主な原因
- ミュートは自分のマイク入力のみ停止(動画側の音量は別)
- 別アプリがマイクを使用中(録音・画面録画など)
- Bluetoothマイクが優先され、意図せず拾っている
対処法
- 動画の音量=0 + 字幕ON(ミュートと“二重対策”)
- 画面録画/録音アプリを終了→スマホを再起動
- 通話アプリのマイク権限をいったんOFF→ONで再付与(設定→プライバシー→マイク)
症状C:イヤホンを挿しているのに、本体から音が出る/入る
主な原因
- 接触不良(有線)/ペアリング切れ(Bluetooth)
- マルチポイント接続で別デバイスに奪われる
- A2DP/HFPのプロファイル切替が不安定(音楽用と通話用の切替)
対処法
- 有線:差し直し→端子清掃(綿棒で優しく)
- Bluetooth:再接続→機器登録を一旦削除→再ペアリング
- 近くのPC/タブレットのBluetoothを一時OFF(奪い返し防止)
症状D:通知音・アラームだけが鳴ってしまう
主な原因
- 集中モード/おやすみモードが未設定
- カレンダーや目覚ましの例外が許可されたまま
対処法
- 集中モード(iOS)/サウンドプロファイル(Android)で“通話OK・通知0”の専用プロファイルを作成
- バイブもOFF(机や椅子でブーンと鳴り響きます)
症状E:相手に「声が小さい」「途切れる」と言われる(下げすぎ問題)
主な原因
- 入力感度(しきい値)を下げすぎ/マイク位置が遠い
- 布や手で覆いすぎてこもっている
対処法
- マイクは口元10~15cm・顎の横位置へ
- 覆う場合は薄手の布で“軽く”、声の抜けを確保
- 通話アプリの入力感度を一段上げる(自動調整ONも試す)
症状F:特定アプリ(YouTube/Netflix等)の音だけ消えない
主な原因
- 動画再生中以外に音量を下げており、別スライダー(着信/通知)を操作している
- アプリ内の独自音量が別管理
対処法
- 再生を開始してから音量ボタンでメディア音量を0へ
- アプリ内設定の音量/EQを個別に0に
- どうしても消えない時はアプリを再起動→OS再起動
原因→対処の早見表(ミニ)
症状 | よくある原因 | まず試すこと |
---|---|---|
相手に動画音が届く | 出力がスピーカー、密閉不足 | 出力をイヤホンへ/イヤーピース交換 |
ミュートなのに入る | マイク優先アプリ起動中 | 録音/画面録画OFF→再起動 |
イヤホン無効 | ペアリング/接触不良 | 再接続・差し直し・登録削除→再ペア |
通知音だけ鳴る | 集中モード未設定 | プロファイル作成(通知0/通話OK) |
声が小さい/途切れ | マイク遠い/覆いすぎ | 口元10–15cm・薄手で軽く覆う |
特定アプリだけ消えない | 別スライダー調整 | 再生中にメディア音量0/アプリ再起動 |
動作確認のしかた(自分でチェック)
- ボイスメモで10秒録音(動画再生+通話ミュート状態)→再生して漏れ具合を確認
- 可能なら別端末で自分に通話し、相手側(=別端末)で録音して客観チェック
それでもダメなときの“最終セット”
- 通話=スマホ(マイク感度=中、ノイズ抑制ON)
- 動画=別端末(メディア音量0、字幕ON)
- イヤホンは密閉型/外音取り込みOFF/ANC ON
- 通知はすべてOFF(プロファイル適用)
ややこしく感じたら、まずは「再生中にメディア音量を0」「出力をイヤホンに固定」「通話アプリは必要時だけミュート解除」の3点だけ意識すればOKです。
スマホ設定の便利機能・裏技集
iPhone編|“音を出さない通話”を支える便利ワザ
通話中の「音声分離(Voice Isolation)」を使う
- 使い方:通話中に右上から下へスワイプ→コントロールセンター→「マイクモード」→音声分離
- 効果:あなたの声を優先し、周囲の雑音や端末の再生音が相手へ乗りにくくなります。
- ※FaceTimeや多くの通話アプリ、携帯通話でも対応(非対応アプリあり)。
集中モードで“通知だけ静かに”
- 設定:設定 → 集中モード →「+」→ 例:通話モードを作成
- 許可する人/アプリだけ通知オン
- ロック画面を控えめ表示に
- ホーム画面でYouTubeなどのアイコンを一時非表示に(誤タップ防止)
- ポイント:音量そのものは別管理。通知音が突然鳴る事故を防ぐのに効果的です。
ショートカットで“ワンタップ無音”
- 目的:動画アプリを開いたらメディア音量を0にする等の自動化(※iOSは“端末全体の音量”を変えます)。
- 手順:ショートカット → オートメーション →「App」→(YouTube等)→「開いたとき」→音量を設定(0%)。
- 復帰:ホーム画面に「音量を50%に戻す」ショートカットを置いておくと安心。
“背面タップ”で無音トグル
- 設定:設定 → アクセシビリティ → タッチ → 背面タップ → ダブル/トリプルタップに
- 「ミュート切替」や上記ショートカットを割り当て
- メリット:画面を見なくてもすぐ消音できます。
コントロールセンターをカスタム
- 設定:設定 → コントロールセンター
-「聴覚」「ミュージック」などを追加→素早く音量・出力先を確認 - コツ:再生中カードの音量バーがメディア音量。ここを0にすると確実。
Android編|“誤爆を防ぐ”時短テク
クイック設定タイルを整える(Android 12+)
- 画面上から2回スワイプ → ペン/鉛筆アイコンで編集
- マイクアクセス/カメラアクセス/サイレント/DND(通知オフ)を上段へ
- 効果:1タップでマイク遮断&通知静音。動画音の“うっかり伝送”を防止。
おやすみ時間・自動ルール(DNDの自動化)
- 設定 → 通知 → サイレントモード/割込許可(DND) → スケジュール/自動ルール
- 時間・場所・Wi-Fi接続で自動ON
- 通話だけ許可、通知は全ミュート
- 使いどころ:会社のWi-Fiに入ったら自動で“会議モード”に、など。
背面ダブルタップ(対応端末)
- 設定 → ジェスチャー → クイックタップ/背面タップ
- 「ミュート」「指定アプリ起動」「ショートカット実行」を割り当て
- メリット:手元を見ずにミュート操作。
アプリごとの音量(対応機種のみ)
- 設定 → 音 → アプリごとの音量(※一部端末/OSのみ)
- 動画アプリだけ0、通話は通常音量に
- 代替案:対応がない機種は動画アプリ内の音量を0に、またはクイック設定のメディア音量を使う。
ノイズ抑制・通話強化(機種ごと)
- 一部端末にあるノイズ抑制/クリア通話をON
- 通話アプリ内のノイズ抑制・エコー除去もチェック
共通テク|“うっかり音”を徹底ブロック
「30秒プリセット」— まずはこれだけ
- イヤホン接続(密閉型推奨)
- 通知OFF(iOS=集中モード/Android=DND)
- 動画再生中にメディア音量を0に調整
- 通話アプリは基本ミュート(話す時だけ解除)
ホーム画面に“安全スイッチ”を置く
- iPhone:ショートカットのウィジェットで「音量0/復帰」
- Android:クイック設定上段に「サイレント/マイクOFF/デバイス出力切替」
誤操作・誤再生を防ぐ仕掛け
- オートロック短め+「画面回転ロック」ON
- 動画アプリの自動再生OFF
- ヘッドフォン通知音量を最小(対応機種)
- アラーム/カレンダーの例外を見直し(会議中に鳴りがち)
シーン別・おすすめ“時短レシピ”
会議直前(iPhone)
- 集中モードON → コントロールセンターでマイクモード=音声分離 → 再生中カードの音量0 → 背面タップでミュート切替確認
外出先(Android)
- クイック設定でDND+マイクOFF → メディア音量スライダー0 → 背面タップ/サイドキーでミュート
よくある疑問(超かんたんQ&A)
- Q. サイレントスイッチで動画音も消える?
A. 消えません。 サイレントは主に着信/通知用。メディア音量を下げましょう。 - Q. “音声分離”と“ノイズキャンセリング”は違うの?
A. はい。音声分離は相手に届く音をきれいに、ANCはあなたが聞く外音を小さくします。両方使うと効果大。 - Q. 自動化は難しい…
A. まずはウィジェット/クイック設定に「通知OFF」「音量0」「ミュート」を並べて、手動ワンタップから始めればOK。
動画アプリ側の音量調整テクニック
基本の考え方(最初にここだけ)
- メディア音量は“再生中”に0へ(通話音量とは別なので安心)
- 字幕ONで“無音でも内容は分かる”状態にする
- アプリ内のミュート/自動再生OFFを合わせると、うっかり音が出にくくなります
主要アプリ別|“最短で無音”にする手順
YouTube(通常動画/ショート)
- 無音にする:動画を再生→スマホのメディア音量を0
- Shortsは画面やスピーカーアイコンをタップでミュート/解除が可能です
- 字幕:画面右上の[︙]→ 字幕(CC)をON(言語選択)
- うっかり防止:[設定 → 自動再生 → 次の動画を自動再生OFF]、バックグラウンド再生OFF
Netflix
- 無音にする:再生しながらスマホのメディア音量を0
- 字幕:再生中に[吹き出しアイコン]→ 字幕 ON
- うっかり防止:プレビュー自動再生OFF(アプリの設定にあります)
TikTok / Instagram Reels
- 無音にする:スピーカーアイコンをタップ(またはメディア音量を0)
- 字幕:クリエイターが字幕を用意していない動画も多いので、OSの字幕機能(後述)と併用が安心
- うっかり防止:データセーバーONで自動再生を抑制(設定から)
X(旧Twitter)動画
- 無音にする:再生中にスピーカーアイコンをタップ/メディア音量を0
- 字幕:対応動画はCCでON
- うっかり防止:自動再生OFF(設定 → アクセシビリティ/データ使用 → 自動再生)
ブラウザ(Safari/Chrome)での再生
- iPhone Safari:再生時にアドレスバーのスピーカーアイコンが表示→タップでタブを消音
- Android Chrome:再生中にメディア音量を0。一部機種はサイト設定→音声→ブロックでサイト単位のミュート可
- 共通:自動再生(Auto-Play)を“しない”に設定すると静かに閲覧できます
ローカル再生(VLCなど)
- 無音にする:アプリ内の音量スライダーを最小+スマホのメディア音量0
- 字幕:動画に同梱の字幕/外部字幕(.srt など)を読み込み可能
字幕・キャプションを“味方にする”設定
iPhone(iOS 16以降)
- 字幕(アプリ内):YouTube/Netflixなどで字幕ON
- ライブキャプション(状況により対応):
設定 → アクセシビリティ → ライブキャプション(ベータ) → ON
→ システム全体の音声をリアルタイム字幕にできます(対応機種のみ)
Android
- 字幕(アプリ内):各アプリで字幕ON
- ライブキャプション:音量ボタンを押して字幕アイコン(または設定 → アクセシビリティ → ライブ字幕)をON
→ 端末の再生音声を自動で文字化(日本語対応は機種・OSによる)
🔎 ポイント:ライブ系字幕機能は端末差が大きいため、使えるか一度確認しておくと安心です。
“誤爆”を防ぐアプリ内の合わせ技
1) 自動再生を止める
- 次の動画やプレビューが勝手に鳴る事故を防止
- YouTube/X/Netflix/Instagram など、それぞれの設定でOFFにできます
2) バックグラウンド再生をOFF
- アプリを切り替えた時に裏で再生が続くのを防げます(対応アプリのみ)
3) 画質と音量の“リンク切り”
- 低画質モードはデータ節約&うっかり再生の抑制に役立つことも
- 音量は必ずメディア音量で0を確認(画質とは別管理)
30秒レシピ|「動画アプリを開いた瞬間に静か」にする
iPhone
- コントロールセンターで再生中カードの音量バーを0
- 動画アプリで字幕ON
- 集中モードをON(通知音もカット)
Android
- 画面上からスワイプ → メディア音量スライダーを0
- 動画アプリで字幕ON
- DND(おやすみモード)ON(通知を静音)
よくある失敗と回避策
失敗例 | なぜ起きる? | 回避方法 |
---|---|---|
サイレントスイッチで消えたと思った | 通知だけが消えてメディア音は別 | 再生中にメディア音量バーを0に |
自動再生で急に音が出た | アプリの初期設定がON | 各アプリの自動再生OFFを最初に設定 |
タブ/サイトを変えたらまた鳴る | サイトごとの設定が引き継がれない | Safari:スピーカーでそのタブを消音/Chrome:サイト設定で音声ブロック |
字幕が出ない | 動画側に字幕がない/言語未対応 | ライブキャプションや別アプリの字幕を併用 |
上級テク(必要な人だけ)
- 端末分離:通話=スマホ/動画=タブレットやPC。通話側マイクが動画音を拾いにくい
- モノラル音声+片耳運用:
iPhone:設定 → アクセシビリティ → オーディオ/ビジュアル → モノラルオーディオ
Android:設定 → アクセシビリティ → モノラルオーディオ
→ 片耳だけで聞きたい時でも内容が把握しやすく、もう片方はミュートに集中できます
音声アプリで通話の快適さを向上
アプリで“できること”を先に整理
- ノイズ抑制:周囲の雑音や端末の再生音が相手に乗りにくくなります
- エコー・ハウリング防止:スピーカー音がマイクに回り込むのを抑えます
- 自動マイク調整(AGC):小さすぎる声を持ち上げ、大きすぎる声は抑えます
- ミュート運用の便利化:ワンタップでミュート/“押して話す”も
- デバイス管理:マイク・スピーカー・イヤホンの切り替えが簡単に
- 通知の最小化:通話中のピロン音など“うっかり音”を防ぎます
主要アプリのおすすめ設定レシピ
Zoom
- 基本セット:設定 → オーディオ
- 背景雑音の抑制=「自動」または「高」
- エコー除去=ON(通常ONのままでOK)
- 自動で音量調整=ON(声が小さくなりがちな方に◎)
- 使い分けのコツ
- 音楽配信などで“周囲の音も拾いたい”時だけオリジナルサウンドをON。それ以外はOFFの方が静かです。
- 30秒レシピ:入室直後にミュート→必要時だけ解除/画面右上のスピーカー切替で出力先がイヤホンか確認
Google Meet
- 基本セット:通話画面のメニュー → 設定
- ノイズキャンセリング=ON
- 回線が不安定な時は動画OFFで音声を安定化(あなたも相手も聞きやすく)
- 30秒レシピ:参加前のデバイスチェックでマイク=イヤホンマイク/スピーカー=イヤホンを確認→入室後すぐミュート
Microsoft Teams
- 基本セット:設定 → デバイス
- ノイズ抑制=「自動」または「高」
- 自動的にマイク感度を調整=ON(声が小さい時に◎)
- 30秒レシピ:会議前プレビューでデバイス確認→参加後ミュート固定→発言時のみ解除
Discord(通話・ボイスチャット)
- 基本セット:ボイス設定
- ノイズ抑制(Krisp)=ON
- 入力感度=自動はOFFにして、手動で少し高め(小さな環境音や動画音が入りにくい)
- 可能ならPush to Talk(押して話す)を使うと安心
- 30秒レシピ:通話前にノイズ抑制ON→入力感度のバーが話し声でだけ反応する位置に調整
LINE/WhatsApp など
- 基本セット:アプリ側の設定は少なめ。
- 端末側の“音声分離/ノイズ抑制”(iPhoneのマイクモードなど)を活用
- 通知の一時停止や集中モード/DNDで“ピロン音”を防ぐ
- 30秒レシピ:発信前にメディア音量0・字幕ON→着信音・通知は集中モードでミュート
※各機能は端末・OS・アプリのバージョンで名称や場所が少し違う場合があります。迷ったら“設定→オーディオ(音声)”を探してくださいね。
デバイスのつなぎ方で差が出ます
- 密閉型イヤホン+マイクが基本。外音取り込みはOFFに
- Bluetoothはマルチポイントを一時OFF(別デバイスに音が奪われにくい)
- 有線は差し直し&端子を軽く清掃で接触不良を予防
回線が弱い・雑音が多い時の“生存戦略”
- あなたの動画はOFF(帯域を音声に集中)
- 相手の声が遠い時は、アプリの参加者ごとの音量調整(対応アプリ)で個別に上げる
- どうしても厳しい時は端末分離(通話=スマホ、動画=別端末)にすると、マイクが動画音を拾いにくくなります
ミスを減らすワンタップ運用
- ミュートを“基本ON”、話す時だけ解除(または押して話す)
- 出力先の再確認:通話画面のスピーカー/イヤホン切替ボタンで、スピーカーに戻っていないかを毎回チェック
- 通知OFFプリセット:iPhone=集中モード/Android=おやすみモード(DND)を“会議用”として保存
かんたん比較メモ(目安)
アプリ | ノイズ抑制 | “押して話す” | 個別音量調整 | ひとこと |
---|---|---|---|---|
Zoom | あり | なし(代替=ミュート運用) | 一部あり | 会議用途に安定 |
Meet | あり | なし | なし | 設定がシンプル |
Teams | あり | なし | 一部あり | 企業利用で安心 |
Discord | あり(Krisp) | あり | あり | 雑音環境に強い |
LINE/WhatsApp | 端末依存 | なし | なし | 端末側の設定を活用 |
※“個別音量調整”は、参加者ごとに音量を上げ下げできる機能のことです。未対応でも、あなた側のメディア音量で微調整は可能です。
小さな“仕上げ”で聞き取りがグッと上がる
- マイク位置は口元10〜15cm・顎の横に(衣擦れ音を避ける)
- ANC(アクティブノイズキャンセリング)をONにして、外音取り込みはOFF
- 机の上の振動音対策に、スマホやマイクの下へハンカチを一枚
よくある質問Q&A
Q1. 通話中に「動画音だけ」消すことはできますか?
A. はい、可能です。
スマホやPCでは「通話音量」と「メディア音量」が別々に管理されています。
- iPhone:動画を再生中に本体横の音量ボタンを下げると“メディア音量”だけ下がります
- Android:動画再生中に音量ボタン→スライダー横の▼(または歯車)→「メディア音量」を0に
💡 注意:アプリによっては「アプリ内の音量設定」も別に調整が必要です(Netflix、VLCなど)
Q2. 無料で使えるノイズカットアプリはありますか?
A. はい、いくつかあります。
- Krisp(PC/スマホ対応)
→ AIが雑音や端末の再生音をカット。無料版は週60分まで - NoiseTorch(PC用)
→ マイク入力から環境音を除去(オープンソース) - Discord/Zoom内蔵のノイズ抑制機能も無料で利用可能
💡 無料版は時間制限や機能制限があるので、頻繁に使うなら有料プランを検討すると快適さが続きます
Q3. イヤホンマイクでも音漏れしますか?
A. はい、条件によっては漏れます。
- 装着が浅くて密閉できていない場合
- 音量が大きすぎる場合(特に開放型イヤホン)
- 外音取り込み(Transparency)がONの場合
💡 対策:カナル型イヤホンでしっかり密閉/ANC ON・外音取り込みOFF/音量は“必要最小限”に
Q4. 通話中に通知音やアラームも相手に聞こえますか?
A. 聞こえる可能性があります。
マイクはあなたの声だけでなく、端末や周囲の音も拾います。
- 通知音対策:集中モード(iPhone)やおやすみモード(Android)で通知を一時オフ
- アラーム対策:会議や通話前にアラーム設定を解除または音量をゼロに
💡 バイブも机に置くと“ブーン”と拾われるので注意
Q5. サイレントスイッチをONにすれば動画音も消えますか?
A. 消えません。
サイレントスイッチ(iPhone)は着信音や通知音をオフにするだけで、メディア音量は別管理です。
→ 動画音は再生中にメディア音量を0に設定する必要があります
Q6. 外出先での通話中、動画音を完全に隠すのは難しいですか?
A. 静かな屋内よりは難易度が高いですが、可能です。
- 密閉型イヤホン+ANCで外音と漏れ音を抑える
- メディア音量は必ず0/字幕ON
- 通話アプリのミュートやPTT(押して話す)を併用
💡 カフェや駅ではBGMやアナウンスも拾いやすいので、壁際や角席を選ぶと拾われにくくなります
Q7. 動画音をゼロにしても、映像だけで「何を見てるか」バレませんか?
A. 場合によってはバレる可能性があります。
- カメラがオンになっている場合は映像や反射でわかることも
- 画面共有中は相手に直接映像が送られます
💡 対策:カメラOFF/画面共有OFFを確認、反射しやすい眼鏡や背景にも注意
Q8. ゲーム通話中だけ動画音を消す設定はありますか?
A. アプリごとに音量を調整できる機種なら可能です。
- Android一部機種:「アプリごとの音量設定」でゲーム通話アプリ以外の音量を0に
- iPhoneはOS標準では不可ですが、動画再生中に音量を0にする方法で代替可能
- Discordなどの通話アプリでは「入力感度を上げる」ことで動画音が入りにくくなります
Q9. Bluetoothイヤホンで動画音が相手に届くのはなぜ?
A. マイクがイヤホン本体に付いているためです。
- 動画音がイヤホンの外に漏れ、それをマイクが拾う構造になっています
💡 対策:音量を下げる/カナル型で密閉度を高める/マイクが口元に近いタイプを使う
Q10. 応急処置で一番効果があるのはどれ?
A. 状況によりますが、“メディア音量0+通話ミュート”の二重対策が最強です。
- メディア音量0:動画音を根本的に遮断
- ミュート:相手への送信音声を完全カット(必要時だけ解除)
→ これなら環境が悪くてもほぼ防げます
Q11. 動画を見ながら通話しても、バッテリーや通信に影響ありますか?
A. はい、両方に影響します。
- バッテリー消費:通話+動画再生で端末発熱や電池減りが早くなります
- 通信量:Wi-Fi推奨、モバイル回線だとギガを多く使います
💡 長時間の場合はモバイルバッテリーとWi-Fi環境が安心
まとめ|静かで快適な通話環境を作るために
通話中の“動画音漏れ”は、ほんの少しの工夫でほとんど防げます。
大切なのは 「事前準備」+「即時対応」+「環境作り」 の3ステップで考えることです。
ステップ1:事前準備で“事故ゼロ”に
- イヤホンは密閉型を選ぶ(カナル型やANC対応ならベスト)
- 動画アプリは字幕ON&音量0にしておく
- 通話アプリのミュートボタン位置を確認しておく
- 集中モード/おやすみモードで通知音をカット
💡 準備ができていると、突然の通話でも慌てません。
ステップ2:通話中の即時対応
- メディア音量0+通話ミュートの二重対策
- マイクの向きを動画音源から離す
- 必要に応じて手や布で軽く覆う(声はこもらせすぎない)
- 環境音が多い時はPush to Talk(押して話す)で必要な時だけ音を送る
💡 短時間でできる工夫を覚えておくと安心感が増します。
ステップ3:環境を整えて長期的に快適に
- 静かな場所を選ぶ/作る(自宅ならカーテンや布で吸音)
- ノイズキャンセリングとノイズ抑制を併用
- 端末分離(通話と動画を別デバイス)で拾われにくくする
- 定期的にイヤホン・マイクの清掃で音質維持
💡 環境改善は一度やってしまえば、その後ずっと快適です。
今日からできる“3つの即効テク”
- 動画は字幕ON+メディア音量ゼロ
- 通話アプリは基本ミュート運用
- イヤホンは密閉型/外音取り込みOFF
最後に
動画音が相手に聞こえない通話環境は、相手への思いやりでもあります。
ちょっとした設定や持ち物の工夫で、通話の印象も信頼感もぐっとアップします。
「聞こえないようにする」ことは、自分も相手もストレスフリーで会話を楽しむための優しいマナー。
今日からぜひ取り入れて、落ち着いて快適な通話時間を過ごしてくださいね。